所信表明

所信表明

 本日ここに、平成20年第2回臨時議会の開会にあたり、私の市政経営に対する所信の一端を申し述べ、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。  私は、去る10月26日執行の笛吹市市長選挙におきまして、多くの市民の皆様からご支援をいただき市長に再選されました。
 これもひとえに、議員各位をはじめ、各方面からの深いご理解とご協力・ご支援の賜と心からお礼申し上げます。
 また、議会改革における定数削減による、厳しい選挙戦を勝ち抜かれ、当選の栄に浴された議員各位に対しまして、心よりお祝いを申し上げる次第であります。
 行財政改革が加速し、行政の仕組みそのものが変革しつつある今、再び市政のかじ取り役を信託され、この場に立つことができましたことに、万感交々到る中、あらためて職責の重大さを痛感し、身の引き締まる思いであります。
 これからの4年間、私はこれまで以上に「清潔・公平・公正・公開を原則とした、隠し事のない市政運営による効率的な市役所経営」を基本に、積極的な情報公開を進めつつ、「あなたと創る笛吹市」をスローガンとして、市民第一主義の行政方針に沿った、市民起点の協働のまちづくりに、決意も新たに取り組んでまいる所存でございます。
 さて、私は今回の選挙を通じまして、第一次笛吹市総合計画「ふえふき協奏曲第1番」に掲げる今後10年間の市の将来設計と、そこに掲げる将来像の実現に向けた施策の展開について、市民の皆様に強く訴えてまいりました。
 その結果、多くの市民の皆様に、この笛吹協奏曲第1番を積極的に奏でることをご理解いただいたものと確信したところでございます。
 これからの4年間は、この多くの市民の皆様のご期待にお答えできるように、また、今回、苦言として頂戴した1万6千5百余りの声も真摯に受け止める中で、私の政策にご理解いただけるよう尚一層努力をしながら、この第一次笛吹市総合計画「みんなで奏でる“にぎわい・やすらぎ・きらめき”のハーモニー」の指揮者として、将来像実現に向けて全身全霊を傾けて着実に推進してまいる所存であります。
 議員各位におかれましてはも、何卒、倍旧のご指導、ご鞭撻を賜りますよう切にお願い申し上げる次第であります。
 さて、現下のわが国の経済状況に目を向けますと、資源エネルギー価格の急激な変動や金融システムの不安定化、株式・為替市場の大幅な変動などにより、減速傾向を強める世界経済の影響を受け、日本経済は大幅なマイナス成長に転じております。
 また、社会保障制度の綻びや、持続性に対する不安感は国民の消費マインドを萎縮させ、非正規雇用の増大などの問題と相まって、国内消費を低迷させる要因となっております。非常に厳しい経済環境に置かれているといわざるを得ません。
 こうした中、地方においては、地方分権改革推進法の施行により、権限委譲などの地方分権が益々進み、自治体間における「格差」の発生が避けられない現況の下、地方公共団体は住民の皆様からお預かりした大切な税金を有効に活かすため、自立性に富んだ高いレベルの行政組織を確立し、徹底した行財政改革による、安定した財政基盤の構築を図り、そこに生活する住民が真に豊かな生活を営むことができる「まちづくり」を行う責務があります。
 本市におきましても、厳しい財政運営を余儀なくされているところではありますが、こうした時代の要求への対応や、高度化・多様化する住民志向に的確に対応するため、これまで以上に行政情報の公開を進め、自己財源の確保に積極的に取り組み、健全な財政基盤の確立を図りつつ、第一次笛吹市総合計画「ふえふき協奏曲第1番」に掲げる各施策を着実に形にしていきたいと考えております。
 次に、今後目標とする施策の大きな柱についてご説明を申し上げます。
 先ず始めに、さらなる行財政改革の推進についてであります。
 引き続き、財政の健全化を維持するため、市税の納税率向上を最重要課題と位置付け、自主財源の確保に取り組んでまいります。
 また、限られた経営資源を最大限に有効活用するための行政経営システムと合わせ、月次目標管理と「選択と集中」による計画的な事業執行により、行政の内部効率を一層高めていきたいと考えております。  次に、環境対策に関する施策であります。
 循環型社会の構築に向け、昨年策定しました「笛吹市バイオマスタウン構想」の具現化のため、バイオマスセンターの設置を目指し、ごみの減量化推進と合わせ、生ごみの堆肥原料化、廃食油のBDF化、木質系バイオマスのチップ化に取り組み「農と食と微生物を活かしたバイオマスの郷づくり」を推進してまいります。
 また、甲府市・山梨市・甲州市とともに、甲府・峡東地域ごみ処理施設の建設を進めてまいります。
 次に、市の基幹産業である農業と観光の振興についてであります。
 「桃・ぶどう日本一の郷」の根幹を成す農業生産量の増加に向け、1戸当たりの生産性の向上を目指した施策を展開してまいります。
 そのためには、確固たる「笛吹ブランド」の確立と合わせ、販売ルートの定着に向け、JAとともに協力する中で国内外へのトップセールスを積極的に行うとともに、農業振興行動計画に基づく施策や、遊休農地解消推進事業、農業後継者の支援策に取り組んでまいります。
 また、笛吹市には高い潜在能力を持った豊かな自然や歴史、文化施設などがたくさんあります。それらに関わる優秀な人材もそろっております。
 この多様な資源を活かした魅力的な観光地づくりを進める、観光ビジョンの策定や観光メニューづくり、さらには観光スポットのネットワーク化や近隣自治体と共同し、テーマ型広域観光モデルルートの開発も行ってまいります。
 次に、福祉関連施策であります。
 まず、子育て支援の重点施策として、乳幼児医療費無料化の対象年齢拡大、一時保育の拡充や地域ぐるみ子育て支援・学童保育クラブの充実、父子家庭への市独自の支援制度の創設について取り組んでまいります。
 また、子供を安心して出産できる場所の確保に向け、国・県へ対し積極的に働きかけてまいりたいと思います。
 さらに、障害者や高齢者の生活支援や温泉を活用した健康づくり事業も展開してまいります。
 次に、教育関係の施策であります。
 「まちづくりは人づくり」という基本理念にのっとり、今年度策定した笛吹市学校教育ビジョンに即して、小・中学生の心身のバランスのとれた育成が支援できる教育環境づくりを進めてまいります。
 また、生涯学習の振興や地域ごとに伝わる歴史・文化を活かした、特色あるまちづくりに取り組んでまいります。
 次に、都市基盤の施策として、幹線道路や中央自動車道などの広域ネットワークからのアクセス道路の整備やスマートインターチェンジの整備促進、石和温泉駅の駅舎と周辺整備、リニア新駅の境川町地内への誘致活動などについても積極的に進めてまいります。
 なお、喫緊の課題といたしまして、上下水道料金の統一化、都市計画税の見直しなどがございますが、今後さらに検討を重ねる中で、なぜそうしなければならないのか、その必要性について基本的な部分から、市民の皆様に丁寧に説明し、ご理解をいただきながら進めてまいりたいと考えております。
 また、合併当初からの課題であります「笛吹市としての地域の一体感の醸成」についてでございますが、市内7地域に、単純に同じ予算規模で同じ規格の事業を投入するのではなく、それぞれの地域の特色を活かせるような事業展開を行うことで、各地域の活性化を図るとともに、それぞれの特色を確認し合うことにより、地域間の連帯感を醸成してまいります。
 地域の皆様と行政が手を取り合い、共に考え、地域の持つ特色を最大限活かせるようなまちづくりを進めることが、総合計画に掲げる将来像実現への最も有効的な手段だと確信している次第であります。
 以上、目標とするいくつかの施策についてお話しをさせていただきましたが、本市が最終的に目指す姿は、冒頭申し上げたとおり、笛吹協奏曲第1番「みんなで奏でる“にぎわい・やすらぎ・きらめき”のハーモニー」に掲げる将来像の実現であります。
 10年後の将来像実現に向けて、「市民第一主義」の行政経営方針の下に、職員と一丸になり、使命と責任感を持って邁進してまいります。
 議員各位をはじめ、市民の皆様には、市政経営に対しまして、なお一層の力強いご支援ご協力を賜ることを再度お願い申し上げまして、私の所信表明とさせていただきます。