平成19年度笛吹こども議会

「小学生が考えるまちづくり」

 

 笛吹こども議会

 

 市内14の小学校から選出された29人の小学生が、笛吹こども議会の委員(議長 藤巻あかりさん)に委嘱され、笛吹こども議会を開催しました。
 各小学校では、事前に「学校からまちを変えよう!! 〜わたしたちにできるまちづくり〜 」をテーマに、「環境」、「教育」、「福祉」の3つの視点から、笛吹市をより良くするために自分たちができること、また、
市に協力してほしいことなど、小学生の目線で見たまちづくりについて意見がまとめられました。




こども議会での発表

 議会当日、まず、まちづくりワークショップが開催され、八代分庁舎2階会議室に集合したこども委員は、各学校でまとめられたさまざまな考えを持ち寄り、「環境グループ」、「教育グループ」、「福祉グループ」に分かれ、活発な意見交換を行いました。
 その後、市議会議場に会場を移し行われた笛吹こども議会では、ワークショップの成果として、
グループごとに学校での事例紹介、市への質問、市への提案を発表しました。
 事例発表では、「EM(有用微生物)菌を活用したプール清掃」、「気持ちよく学校生活を送るため
のあいさつ運動」、「空き缶などの収集による車椅子や介護ベットの寄付」などが発表されました。






提案の採決

 市政についての質問では、「ごみを捨てない、物を大切にする取り組みは」、「市内の児童が一堂に集まれるようなホールの建設計画は」、「ユニバーサルデザインやバリアフリーへの工夫は」などについて質問され、これに対して、市長や関係部局長が答弁を行いました。
 また、3つのグループからそれぞれテーマに基づいたまちづくりに関する提案を代表者が発表し、全会一致で可決され、荻野市長に提出されました。






こども議会の提案(要旨)
 

「環境グループ」
◇買い物でもらうビニール袋はごみになってしまうので、市でマイバックをつくる。
◇学校給食から出る残飯や野菜くずを肥料などにリサイクルする工場をつくる。


 

「教育グループ」
◇社会学習のために校外に出ていろいろな職業を体験学習ができるような体制をつくる。
◇地域の人から昔の遊びを学んだり、キャンプなどで他の学校の友達と交流を深めたりする。
  また、校外で地域の自然と触れ合ったり、歴史を学んだりできるようにする。


「福祉グループ」
◇高齢者や障害者の声を聞き、みんなに優しいまちをつくる。
◇市と協力し、学校で行っているお年寄りとの交流をもっと広げたい。
◇市全体で「ユニバーサルデザイン」を取り入れたり「バリアフリー化」を進めたりすることで、日本一高齢者や障害者にやさしいまちづくりをする。






こども議会委員の皆さん

 提案内容からは、小学生は地域の人たちとの触れ合いや、歴史の学習など、自分たちの住むまちとの接点を深めたいと考えていること、また、環境・福祉の面において、人々にやさしいまちづくりを期待していることが分かります。
 市では、今回の提案をできる限り施策に反映させ、子どもたちをはじめ市民と協働して、より良いまちづくりを進めていきたいと考えています。





     
笛吹こども議会委員(敬称略)
 環境グループ
  白井  祥 (石和南小)  藤巻あかり (石和南小)  西村 太我 (石和東小)
  小野 正也 (富士見小)  中島 安純 (石和西小)  山田 基樹 (御坂西小)
  穴山菜津美 (一宮南小)  岩柳 歩美 (一宮北小)  石原 悠衣 (八代小)
  代永 詩織 (春日居小)
   
 教育グループ
  矢ヶ崎 萌 (石和北小)  渡辺 晃佑 (富士見小)  山下 絋世 (富士見小)
  斉藤 竜樹 (御坂西小)  佐藤 敬祐 (御坂東小)  上野  萌 (一宮西小)
  松下 菜生 (一宮南小)  土屋  舞 (八代小)  窪川佳緒里 (境川小)
  五味あまな (芦川小)
 
 福祉グループ
  佐藤 涼子 (石和南小)  三井沙耶加 (石和東小)  田草川 友 (石和北小)
  小池 凌雅 (御坂東小)  水谷 雄大 (一宮西小)  佐野 彩音 (一宮北小)
  山本 文太 (境川小)  岡本 樹奈 (春日居小)  北川  更 (芦川小)