市長記者発表資料
平成21年2月20日
平成２１年第１回定例議会に提案する案件
条例案 １１件
平成２０年度補正予算案 ９件
平成２１年度当初予算案 ２０件
その他の案件 ２件の、合計４２件。
●条例案
・「笛吹市介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定について」
国の生活対策の一環として、介護報酬改定等により介護従事者の処遇改善を図りつつ、これに伴う介護保険料の急激な上昇を抑制するため、介護従事者処遇改善特例交付金が交付されることに伴い、基金を設置するもの。
・「笛吹市地方公営企業法の財務規定等を適用する事業の出納その他の会計事務の一部に係る権限を会計管理者に行わせる条例の制定について」
地方公営企業法の財務規定等を適用する温泉事業の運営を円滑に行なうため、同法34条の2ただし書の規定に基づき、現金の出納及び保管、小切手の振り出し、有価証券の出納及び保管に関する事務について、会計管理者に行わせるためもの。
・「笛吹市情報公開条例の一部改正について」
市民の知る権利を尊重し、公正で透明な市政の推進を図るため、「知る権利」の明記、実施機関及び利用者の責務の明記、開示請求対象者の拡大及び手数料を無料化し実費相当額の徴収を規定するもの。
・「笛吹市水道事業給水条例及び笛吹市簡易水道事業給水条例の一部改正について」
水道料金の統一に伴い、上水道事業及び簡易水道事業の料金改定を行うとともに、境川地域について平成23年4月30日まで激変緩和措置を講ずるもの。
・「笛吹市ひとり親家庭医療費助成に関する条例の一部改正について」
ひとり親家庭医療費助成の支給対象者のうち、未就学児の入院時食事療養費の助成を市単独事業として実施するもの。
・「笛吹市乳幼児医療費助成金支給条例の一部改正について」
乳幼児医療費助成事業のうち通院の場合の支給対象年齢を市単独事業として、5歳児までから未就学児にまでに引き上げるとともに、入院時食事療養費の助成について規定を追加するもの。
・「笛吹市重度心身障害者医療費助成条例の一部改正について」
重度心身障害者医療費助成の支給対象者のうち、未就学児の入院時食事療養費の助成を市単独事業として実施するもの。
・「笛吹市介護保険条例の一部改正について」
第4期介護保険事業計画を策定したことに伴い、第1号被保険者の介護保険料について、平成21年度から平成23年度における年度ごとの保険料の額を定めるもの。
●平成２０年度補正予算案
○「平成20年度笛吹市一般会計補正予算（第6号）」
主に平成20年度事業確定などに伴う予算であり、既定の予算額から歳入歳出それぞれ5億2千万円を減額し、総額を297億8千万円とする。
さらに、上水道事業出資金ほか6件についての繰越明許費、事業費の確定に伴う地方債の補正を行う。
歳入の主なもの
・地方交付税を1億6千万円増額する一方、固定資産税及びたばこ税合わせて市税を2千万円、事務事業の確定に伴い、国庫及び県支出金を9千万円、市債を2億3千万円それぞれ減額。
歳出の主なもの
・総務費：定額給付金支給事務費を追加するとともに、各種事務事業費の減額など1億8千万円減額
・民生費：国保、介護保険、老人保健、後期高齢者医療特別会計繰出金の減額などに伴い1億3千万円減額
・農林水産業費：農道及び排水路等基盤整備事業費確定などに伴い1億8千万円減 額
・土木費：道路改良工事の事業費確定などに伴い2億5千万円減額
・なお、今回の補正予算は、年度末の予算調整を行う中で、財政調整基金からの繰入金を3億4千万円減額、さらに諸支出金において減債基金などに3億7千万円を積立てる。
○「笛吹市国民健康保険特別会計ほか６特別会計の平成20年度補正予算案」
「国民健康保険特別会計」1億8千万円を減額し、その総額を76億7千万円
「介護保険特別会計」1千万円を追加し、その総額を43億3千万円
「後期高齢者医療特別会計」2千万円を減額し、その総額を10億7千万円
「公共下水道特別会計」1億2千万円を減額し、その総額を45億円
「簡易水道特別会計」5千万円を減額し、その総額を8億8千万円
「黒駒山恩賜県有財産保護財産区管理会特別会計」3万円を追加し、その総額を1千3百85万円
「老人保健特別会計」歳入で款･項の組み替え、及び歳出で財源更正
○「平成20年度笛吹市水道事業会計補正予算（第4号）」
・収益的収入及び支出を1千万円、資本的収入を1千万円、同支出を2百万円それぞれ減額
●平成２１年度当初予算
○「平成21年度笛吹市一般会計予算」
総額を275億5千万円と定める。
・前年度当初予算との比較では、4.7％、12億3千万円の大幅な増額となっており、保育所建設事業を含む普通建設事業や子育て環境に重点を置いた、積極的な予算となっている。
▼主要事業
・防災行政無線デジタル統合事業（新規） 1億4千920万円
・乳幼児医療費助成事業（拡充） 1億5千740万円
・父子家庭児童育成手当支給事業創設準備費（新規）240万円
・ひとり親家庭小･中学校入学祝金支給事業（拡充） 1百万円
・かすがい東保育所建設事業（新規） 3億5千760万円
・妊婦・乳幼児委託健診事業（拡充） 7千620万円
・不妊治療費支援事業（拡充） 600万円
・芦川農産物直売所建設事業（新規） 6千120万円
・石和温泉駅周辺整備事業 2千20万円
・私立幼稚園就園奨励費補助事業（単価引上げ） 3千70万円
・緊急市費負担教職員配置事業（新規） 1千1百万円
・放課後子ども教室事業（拡充） 880万円
・境川浄水場建設事業 9億7千510万円
歳 入
・市税は前年度比1.9％減の90億円。
・地方交付税は73億5千万円。
・国・県支出金を36億9千万円。
・地方債36億8千万円などを見込む中で、財政調整基金、公共施設整備等基金等からの繰入金を13億9千万円。
歳 出
・人件費、扶助費、公債費などの義務的経費は122億3千万円。
・投資的経費は38億7千万円。
主な事業予算
・総務費：34億2千万円。
全般的な管理事務費、庁舎管理費、電算システムの維持管理費などのほか、衆議院議員総選挙経費として3千9百万円も予定。
・民生費：80億5千万円。
社会福祉費、児童福祉費、生活保護費などであり、このうち各種の医療扶助、児童手当、生活保護費などの扶助費は総額で38億6千万円、また、かすがい東保育所建設事業費として3億5千万円を予定。
・衛生費：24億2千万円。
保健衛生費、環境衛生費、清掃費などであり、このうち上水道事業会計および簡易水道特別会計への出資、繰出金等8億6千万円を予定。
・農林水産業費：18億7千万円。
樹園地内の農道、水路改修など農業施設整備事業に3億8千万円、畑地総合整備事業ほか県営事業関係費として4億2千万円、芦川農産物直売所建設事業に6千万円などを予定。
・商工費：4億1千万円
商工関係団体への補助事業に3千8百万円、観光宣伝並びに観光イベント事業などに1億6千万円を予定。
・土木費：42億円。
道路河川の維持管理及び新設改良費、都市計画費などであり、このうち道路維持・新設改良事業などに9億9千万円、土地区画整理事業に7億3千万円のほか、公共下水道特別会計への繰出金17億8千万円を予定。
・消防費：11億2千万円。
常備消防費6億8千万円、消防施設費1億1千万円、防災行政無線デジタル統合事業として1億4千万円などを予定。
・教育費：23億1千万円。
小学校費に4億7千万円、中学校費に2億7千万円、甲斐国分寺跡地整備事業など文化財保護費に2億4千万円などを予定。
・公債費：今までに借入を行った地方債の元金・及び利子の償還費など34億5千万円を予定。
・「防災行政無線デジタル統合事業」については、期間を平成21年度から平成23年度までの3ヵ年、事業費総額として8億2千万円の継続費をお願いするもの。
・平成24年度の固定資産評価替えに係る土地評価業務委託契約ほか17件について債務負担行為。
・地方債については、臨時財政対策債14億3千万円、合併特例債20億円など、地方債の借入限度額を36億8千万円に定めるもの。
○「笛吹市国民健康保険ほか7特別会計の平成21年度予算」
「国民健康保険特別会計」総額を77億5千万円
「老人保健特別会計」総額を2千万円
「介護保険特別会計」総額を44億3千万円
「介護サービス特別会計」総額を1千4百万円
「後期高齢者医療特別会計」総額を11億5千万円
「公共下水道特別会計」総額を41億1千万円
「農業集落排水特別会計」総額を7千6百万円
「簡易水道特別会計」総額を7億6千万円
○黒駒山ほか8件の財産区特別会計については、総額を5千万円。
○「平成21年度笛吹市水道事業会計」
・収益的収入および支出を11億3千万円、資本的収入を15億5千万円、同支出を19億2千万円。
○「平成21年度笛吹市春日居地区温泉給湯事業会計」
収益的収入および支出をそれぞれ7千万円。
以上、提出案件のうち主なものについて記載。