平成27年4月20日・21日 第1回議会と市民の意見交換会
笛吹市議会基本条例(案)の制定にあたって
1 議会改革の決意
- 全国的な地方議会不信を受け止めて
従来から住民の議会への不信は極めて大きく、2006年の日本世論調査会の全国調査によると、議会の現状について満足という人が32.5%、不満という人が60.5%です。不満の理由は、議会の活動が伝わらない53.3%、行政のチェック機能を果たしていないから33.2%、議員のモラルが低いから32.5%、議会内の取引が優先して審議が不透明29.3%、議会の政策立案能力が低いから18.6%などです。また2003年の毎日新聞によると「議員は住民の意思を反映しているか」と言う設問に、反映しているが34%、反映していないが58%となっています。
これらは全国的調査の結果であり、個々の議員は日常真摯に活動しておりますが、笛吹市議会は自らの問題と受け止め改革改善を行うことを決意しました。
- 議会内部からの議会改革の議論
多くの議員から、市民から信頼される議会への改革、本来の議会の姿を実現する議会への改革の提案が出されました。例えば、市民の声を反映する仕組みの提案、議員間討議の充実の提案、政策立案力強化の提案、執行機関チェック強化の提案、議決事項拡大の提案などです。今回は二元代表制としての議会としてのあるべき姿の方向性をひとつにすべく、議会改革の議論を進め一定の合意に至りました。
- 議会基本条例制定の決意
そこで議会はまず、市政の構造、議会とは何か、議会の運営原則は何かなど基本的事項について議論し、それを踏まえて議会基本条例を制定することとしました。
2 経過
平成23年10月17日、議会改革検討委員会で議会基本条例制定に向けての検討を決定。同年10月28日、検討作業チームとして議会基本条例検討小委員会を設置。以降、今日までに小委員会23回、議会改革検討委員会10回のほか、全議員による検討会の実施、議員全員協議会への報告など協議を重ね、平成27年1月21日、議会改革委員会(議会改革検討委員会を改称)において最終案を了承、同年1月27日に全員協議会で、パブリックコメントや市民ミーティングに掛ける案を承認しました。
3 議会と市民の意見交換会(市民ミーティング)
議会初となる「議会と市民の意見交換会」を開催しました。多くの皆さんにご参加いただきありがとうございました。
意見交換会において、参加いただいた方々からいただいたご意見等をご報告させていただきます。
- 4月20日(月曜日)午後7時~9時20分 学びの杜みさか 参加者36名 議会18名
- 4月21日(火曜日)午後7時~9時 スコレーセンター 参加者18名 議会13名
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