市民向けトップ > くらし・手続き > 上下水道 > 水道(上水道、簡易水道) > 鉛製給水管について
ページID:6992
更新日:2021年4月21日
ここから本文です。
鉛管は、鉄管などと比べ腐食しにくく、さびも出ずらく、曲げ加工が簡易であるため、古くから給水管として全国的に使用されてきました。しかし、経年劣化により漏水が多発し、塩化ビニール管やポリエチレン管などの鉛管に代わる材料の開発に伴い、次第に使用されなくなりました。
笛吹市においても、昭和後期までの給水管は鉛管を多く使用してきましたが、水道の安全性に対する観点から、昭和後期以降は、鉛管を使用した施工はありません。
しかし、鉛管の布設替えを行っていないご家庭では、現在も残っている状況であります。
鉛については、水道水に溶出するおそれがあることから、水道法で定められた水道水質基準の項目になっています。基準値は、水道水1リットル当たり0.01mg以下と定められています。この数値は、WHO(世界保健機関)のガイドラインに従ったもので、体の小さい幼児が長期間摂取しても健康に問題はないものとされています。
鉛は、水道水に溶出する恐れがありますが、生涯にわたり毎日飲み続けても、健康には問題がないものと言われています。
しかし、長期間通水しないときは、水道管内に水道水が滞留しますので、鉛が基準値を超えて溶け出す可能性があります。
その場合は、念のためバケツ1杯程度の水は、雑用水にするなど飲料水以外にお使いください。
水道課では、老朽化した配水管の更新工事の際に、水道メーターまでの鉛製給水管をポリエチレン管などに取り換えています。
また、計画的に事業を実施しながら鉛製給水管の解消を進めていきます。
ただし、給水管そのものは、個人の財産になりますので、独自に取替えられる場合の工事費は、お客様のご負担となります。
公道内の鉛管鉛(配水管から水道メーターまで)については、漏水した場合は、「笛吹市」で修理し、お客様と調整のうえ取替え工事まで行うこととしています。
しかし、宅地内(水道メーターから建物まで)については、漏水した場合は、お客様で修理を行っていただいております。
鉛管は、経年劣化による漏水の可能性が高くなっています。漏水が起こると、修理費用がかかるだけではなく、建物や壁・基礎などに影響する場合があります。家屋の建て替えや改修を行う際には、鉛管の取替えを行うことをお勧めします。
お問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください