更新日:2022年7月19日
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峡東地域の果樹農業が、世界農業遺産に認定されました。
世界農業遺産の認定に際して、ご協力いただいた関係者の皆さまには、心より感謝申し上げます。
市としましても、世界に認められた峡東地域の果樹農業が、これからも更に発展していくよう生産者やJAと協力しながら地域農業の発展に取り組んでまいります。
笛吹市長 山下政樹
私たちが住む峡東地域は、世界のブドウ産地と比べると雨が多い地域ですが、先人たちは、雨が多くてもブドウ栽培ができるよう甲州式ブドウ棚と疎植・大木仕立てという世界的にも独創的な技術を築き上げました。
そして、石積みにより扇状地の地形を巧みに利用した果樹栽培は、多様な生物を育んでいます。
峡東地域の気候や風土に適応した独創的な農業、また、独特な土地利用から生まれる桃・ブドウの景観を含め、FAO(国際連合食糧農業機関)に世界農業遺産として認めていただきました。
なお、令和2年から3年にかけては、新型コロナウイルス感染症の影響で現地調査が延期されてきた。
峡東地域では、古くからブドウや桃などの多様な果樹が、扇状地の傾斜地などにおいて、土壌や地形、気象等に適応して栽培されるとともに、ブドウの棚栽培など独自の技術が開発され、現在まで継承されている。
社会や環境に適応しながら何世代にもわたり継承されてきた伝統的な農業と、それに密接に関わって育まれてきた文化、農業生物多様性、農業景観などが相互に関連して一体となった、世界において重要な「農業システム」を国際連合食糧農業機関(FAO)が認定する制度です。
世界22カ国で65地域。日本では10県で11地域です。
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