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更新日:2021年8月4日
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気温が上昇して、電気機器を使用する機会が多くなると思います。
雨が降り湿度が高くなると「トラッキング現象」による電気の
火事が増えてきます。
トラッキングについては次の項目で説明します。
住宅や事業所などに壁付のコンセントが設置されていると思います。
ここに電気機器の電源プラグを差すことで使うことができます。
トラッキング現象は、コンセントと電源プラグのほんの少しの隙間に潜んでいます。
(1)壁付のコンセントと電源プラグとの隙間にホコリが溜まります
(2)大気中の水分(湿気)がホコリに吸着します(下図参照)
(3)誇りと水分があると電源プラグの差し刃の間に電気が流れます。
(4)電気が流れることを繰り返し壁付コンセントのカバーが黒く炭化して電気を通すようになります。
(5)電気が流れショートして火事になります。
(1)こまめにほこりを取るなど清掃を行う
(2)黒や茶色に変色している電源プラグやコンセントがあれば交換する
(3)煙が出てきた場合は、使用を中止して新しいものに交換する
トラッキングによる火事は、テーブルタップなどでも発生します。
テレビ、エアコン、パソコン、炊飯器、電子レンジ、冷蔵庫などあまり電源プラグを抜き差ししないところを
重点的に一度点検して清掃をしてみましょう。
1.たこ足配線による火事
たこ足配線はよく聞きなれた言葉です。なぜ、たこ足配線が危ないのか?疑問に思うことと思います。テーブルタップなどには、許容電流というものが決まっています。(1500w程度。機器により違いがあります)テーブルタップに電源プラグをたくさんつけ、たこ足配線にしてしまうと、許容電流を超えてしまいテーブルタップや配線に負荷がかかります。負荷がかかると、配線やプラグ部分が熱を持ち発火します。
2.断線による火事
電気機器のコードの上にタンスや机が挟まっており、コードが動くことによってコード内の配線が切れて熱を持ち火事になる事例があります。笛吹市でも毎年数件の火災があるのも事実です。
3.電気機器の経年劣化による火事
「30年前の扇風機やエアコンまだ使えるので使っている。」「少し焦げ臭いようなにおいがしているが使えるから使う。」など電気機器を大事に使っているご家庭や事業所があると思います。
しかし、焦げ臭い、少し焦げているなどがある場合は、火事危険性が潜んでいます。
電気機器も年を重ねることでモーターなどの部品が劣化します。焦げ臭いなどある場合は、熱をもち火事なる危険性があります。大切に使用してきた電気機器だとは思いますが、新しい機器に取り換えましょう。
住宅用火災警報器は、これら電気機器の火事で煙や熱が発生した場合にいち早く知らせてくれるものです。設置していないご家庭は設置をお願いいたします。また、取り付けて10年を過ぎているご家庭は点検を行っていただき、機能を維持するために新しいものに取り換えましょう。
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